7月12日稽古

7月12日

館長ひとりじめ稽古

今日は他の生徒さんがお休みで館長を独り占めできました。
会の発展のためには多くの生徒さんで賑わうことが大切だけど、正直たまにはこんな日もうれしい。

合気道、武道で学んだことを活かしてどう人生と言う戦いを生き抜いていくか。武道の指導者として恥ずかしくないよう生きていくため色々なお話をしていただけました。

ボク自身がこの社会で能力を発揮し、のびのびと生きていかないと、信じて通ってきてくれる生徒たちに申し訳ないし、新しい入会者もあらわれない。
コロナや政治のせいにしてないで、自分の殻を破ってガムシャラに生きていきたいです。

あと、話は横道にそれるけど電車だと稽古の帰り道忘れずに記録を残せるメリットがあることに気付きました。せっかく教えていただいた事を翌週忘れるのも申し訳ないし、移動時間が長いからこそゆっくり思い出しながら書くことができる。

*居合
・火龍
抜く時の手の位置
技の理合として、他の抜刀の逆方向を練る技。
敵を想定してないので、逆袈裟でも水平でも軌道は良いそうです。

・付け込み
抜く時の足が違っていました。足を揃えて抜き、左足が前に。

○刀礼、壁抜きを教えていただきました。
・刀礼
座るとき刀は腰に
座礼は左右の順に礼をし、戻るときも左右の順に

・壁抜き
壁を使った鍛錬法は石川館長が独自に開発された物で、長尾先生に「居合はなるべく狭く動きなさい」というお言葉をもとにしているそうです。
壁にぶつからず抜けるかの技もあるけど、壁を目安として使う技もあるみたいです。
以下壁抜きの技 ↓

・介錯 
左半身が開かないように
鯉口の親指で鞘引きが大きく変わるので、親指重要。

・横雲  
右手を使わず、左半身で抜く
横に抜く
鞘引き

・逆げさ
逆げさを刀の軌道が通る事をチェック

・抜き打ち
刃が自分の方に向かない
柄が中心から外れないように

山月
抜いた時の鞘が垂直になるように

横一文字
剣先が乳首のあたりにくるように、水平に
感覚としては待ち手がやや下の方が水平になる。

納刀
右手の位置をつかむため、壁を使う。
膝をドスンと落とさないように、納刀と膝が付くのが同時になる。一致させる。
鞘の形は水平に、頭と腰が膝の位置に来るように

*剣術
・気を通す練習
腕を使わない。
中丹田、胸のゆるみを使う。
脇腹、みぞおちあたりのラインを全て使う
頭を動かさない

・上から下
上からのしかかるのではなく、接点を作ったら真下に落とす
相手の肩を抜く
腕や体重を使わず、中丹田、胸のゆるみで


・交点をを落とす練習
横にどかさない
頭を動かさない
剣先に身が入る

・基本の受け
ここ数年の課題。体が張って硬くなってる、押し返してしまっている。もっと受ける感じを出さないと

「切り結ぶ 太刀の下こそ 地獄なれ踏み込みゆけば あとは極楽」


<切り結ぶ刃の下ぞ地獄なる身を捨てこそ浮かぶ瀬もあれ> 千葉周作

相手の太刀の下に入り、身を入れる事を詠んだ歌なのだそうで、そこができてないと受けができないそうです。
「間合いの下に入る」って表現もされていた気が・・・

色々アドバイスいただいたのですが、今日もうまくいかなかった。
練度とかよりは考え方が間違っているんだと思う。要工夫。

*体術
今後の指導のため二教。自身の昇段のため四教を教わりました。

・片胸取り二教 
持ち手が下げられないように固定する事
押されても崩れないように中心を作ること
持ち手の胸の感覚が押す感覚ではないこと
気をかき入れるようにした後、胸のゆるみを使い相手に気を入れる

・片手取り二教
矢筈で取る時、接点を持ち上げない。胸からの広がりを使うこと
持った手は動かさず、胸のゆるみを伝えること

・肩取り二教
取りに来た手をしっかりと払い落とすこと。横面うちの受けのように気を通して当て身を入れる。
二教かけた後、蹴りの当て身が入る。殴る蹴るのが目的ではなく、それをやっても中心と技の接点感覚が変わらない確認のためにする。

・片手交差取り四教
接点から相手の肘肩を抜くこと。また親指から気を通す感覚を身につけないとならない。
人差し指、中指、薬指、小指にそれぞれ間隔を取る
中指と薬指の間に親指からの気を通すのが正しい方向

茨城に帰ってからは二教を主に稽古しました。
矢筈の感覚はだいぶ掴めたので指導に活かせました。
また丹田感覚に関して、今まで「ヘソした三寸」と言われる臍下丹田を丹田としていましたが、胸のゆるみなどで使われる中丹田に工夫が必要であることを伝えました。

「丹田」ってなんだろな、ってよく思うけど中心軸の要所要所にある力の出どころなんだろうと思っています。

土曜日にミスコンモデルの方から
「最初背中を壁にくっつけて、踵、腰、胸、頭を整えてから歩くと良いウォーキングができる」と教ていただいたので、今後の稽古に活かしていきたいと思います

館長ひとりじめ稽古